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「学生モニター制度」によるヒアリングを実施

2015.04.27

「学生モニター制度」によるヒアリングを実施

 教育開発支援機構では、学部教育について学生の皆さんの様々なニーズを発見するための「学生モニター制度」を実施しました。
 
 
 
ホームページでの公募に応募した学生の中から、学科・学年等のバランスを考慮して123名の学生モニターが選ばれ、昨年10月8日〜1月15日の期間で座談会形式によるヒアリングが行われました。今年度は法学部・文学部・国際文化学部・人間環境学部・キャリアデザイン学部・グローバル教養学部・経済学部・社会学部・現代福祉学部・スポーツ健康学部・情報科学部・理工学部・生命科学部の計13学部での実施に加え、教育開発支援機構としても主に成績評価についてのヒアリングを実施しました。
 
 
 
学生モニターからは授業運営の方法やカリキュラムについての様々な意見や要望をいただきました。ご協力いただいた学生モニターの皆さん、有難うございました。
 
ここで出された貴重な意見は、各学部で今後のカリキュラム改革等に生かしていきます。出された意見に対し、各学部の対応の一部を紹介します。
 
 
 
●法学部
 テーマ:国際政治学科のカリキュラム、カリキュラムにおける選択の幅(履修の自由度)、ゼミ選考(選考の基準や現状に対する満足度)について
 →短期間(1〜2年)で解決するものと中長期的(5年程度)に検討するものに区分けし、 学科として対応していきます。
 
 
 
●文学部
 テーマ:文学部共通科目「現代のコモンセンス」について
 →学期末のアンケートなどを通して、学生にとって専門科目では学べない、しかし社会人としては重要な問題を、調査していきます。それを踏まえ、学科を超えた視野形成の育成に繋がるような、文学部共通科目をさらに増やしていくことを検討していきます。
 
 
 
●国際文化学部
 テーマ:学部の留学生制度と留学生活、留学生に対するサポートについて
 →今後、学部の長期的な展望に立って、留学生の受け入れ増加のみならず、受け入れた留学生の有効な「活用策」を検討して、授業や学生生活における相互の交流がより増進していくよう努めていきます。
 
 
 
●人間環境学部
 テーマ:コース制、人間環境セミナー、フィールドスタディ、研究会、基礎演習、語学授業、国際化について
 →コース制について,より深い説明を求める意見があり、学部として一層の情報提供の検討を始めています。

 
 
●キャリアデザイン学部
 テーマ:必修英語、体験型必修選択科目について
 →必修英語に関しては、指導体制の改善を図ります。体験型必修選択科目に関しては、2015年度のガイダンスの時期を早めに設定するなど、学生に対して情報提供の充実化を図っていきます。

 
 
●グローバル教養学部
 テーマ:カリキュラム、留学制度、必修科目、ゼミ制度などについて
 →カリキュラム関連の改善要望(上級科目の一層の増設、科目の体系化等)については、2016年度に予定されている抜本的なカリキュラム改革でできるだけ対応することを目指し、改革案をカリキュラム委員会で検討中です。
 
 
 
●経済学部
 テーマ:語学(英語・第二外国語)、総合教育科目、スタディ・アブロード(留学)、学生生活、演習(ゼミナール)、専門教育科目、入門ゼミ、キャリア教育・就職支援について
 →改善すべき点については、カリキュラム改革で対応しつつあるもの、これからの課題とすべきものとに大きく分かれます。引き続き、学部で検討していきたいと考えています。
 
 
 
●社会学部
 テーマ:基礎演習の内容、ゼミ選考のあり方、専門演習(ゼミ)のあり方、専門科目(コース・プログラム部分)のカリキュラムのあり方について
 →基礎演習の性格をより明確化するとともに、社会学部で学ぶにふさわしい教育内容を精査していきます。また、ゼミについては、1年次のできるだけ早い段階から多様な形で情報を提供し、ゼミ選択に対する意識づけを漸次的に作り出していく取り組みを展開していきます。
   また、専門科目について、とくに英語教育のあり方の検討を開始します。

 
 
 
●現代福祉学部
 テーマ:基礎演習、外国語、専門基礎科目・専門基幹科目、社会福祉・地域づくり・臨床心理の3領域を融合したカリキュラム、フィールドスタディ入門、専門演習、各実習について
 →モニタリングから得られた意見を将来構想委員会でさらに具体的に検討します。また、教授会へフィードバックして学部教員全体で共有し、今後の授業運営、カリキュラム構築に活かしていきます。
 
 
 
●スポーツ健康学部
 テーマ:シラバス、成績評価、施設、オープンキャンパスについて
 →シラバスの見直し、成績評価基準の検討、施設の充実、学部PRの強化、ビジネスコースを始めとするカリキュラムの検討にどのように取り組むのか、議論を重ねていきます。
 
 
 
●理工学部
 テーマ:教養系科目、専門科目の内容、コース、分野、フィールドとの関係の理解度、必修科目の配当学年と関連科目との接続や選択科目の内容、カリキュラムの内容・構成及び科目配当年次、双方向型授業やアクティブ・ラーニング型授業、授業支援システムの活用度及びチュータ制度、授業改善アンケートのフィードバックやシラバス活用、正課外学習やキャリア教育に関する満足度及び要望について
 →組織的及び継続的な内容に関する重点検討事項を整理し、学部内各委員会等との連携による、カリキュラム改革及びFD推進のための施策を行っていきます。
 
 
 
●生命科学部
 テーマ:教養科目、英語教育、情報教育、実験科目、研究室配属について
 →各種制度の学生への宣伝強化について取り組みます。英語教育、教養教育については、担当の委員会で改善の話し合いを行っていきます。
 
 
 
●情報科学部
 テーマ:授業アンケート自由記述で情報が少ない科目の状況調査
 →語学におけるグループワークの進め方に関する意見に対して、講義のファシリテーションに配慮した進行となるように検討を進めていきます。
 
 
●教育開発支援機構
 テーマ:大学における単位取得と成績評価(GPA)について
 →GPA制度の活用について、本学では、担当理事の下に「GPAの活用に関する検討会議」を設置し、検討しております。今回のモニタリング内容については、実際の「学生の声」として同会議に資料を提出し、検討の材料とさせていただきました。(資料提出にあたっては、個人情報に配慮のうえ提出しました。)
   また、単位と成績の関係では、学生によって様々な捉え方をされていることが分かりましたが、成績評価の可視化や公平性についてのご意見が多くみられました。この点につきましては、シラバスの成績評価基準の明確化やGPCAの活用など、諸制度の整備に向けて、関係部局に働きかけていきます。


 

 

                                                                                                                         以上 


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