取り組み・事業

【開催報告】「地方共創プログラム ~地方に学び、自分を知る~」最終発表会を開催しました

活動報告2021.10.29

2021年5月より、「地方共創プログラム ~地方に学び、自分を知る~」を進めてきました。
本プログラムは、本学の学生が文献やインターネットによる事前調査、オンラインを活用した地方自治体や地域事業者へのヒアリングを通して、その地域の魅力と課題の双方を知り、「共に」地域社会を「創る」ことを目的としています。
 
2021年度は、本学創設者(伊藤修、金丸鉄)の出身地である大分県杵築市と、本学初代総長(梅謙次郎)の出身地である島根県松江市を対象地域としました。
41名の学生が参加し、各自治体から提示された以下のテーマに対して、地域活性化の貢献につながる実現可能なプランの企画・提案に取り組みました。
<テーマ>
  大分県杵築市:①国内旅行者にターゲットを絞ったアフターコロナの観光振興
          ②法政大学関係者を対象とした創設者の聖地巡礼ツアー
  島根県松江市:①学生旅行の聖地化
          ②自然を活かした体感プロジェクト
          ③「松江合宿」魅力向上プロジェクト
 
5月に事前レクチャー・全体ワークショップを行い、その後は個人・グループワークを経て、1ヶ月に1回定例報告会を実施しました。8月には現地フィールドワークを行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から中止となりました。しかし、両市役所の多大なご協力により、オンラインフィールドワークを実施することができました。
 
10月17日に開催した最終報告会では、冒頭に法政大学 廣瀬克哉総長からご挨拶をいただき、その後各グループが企画プランをプレゼンテーションしました。
プレゼンテーションでは、現状分析、事業者の方々へのヒアリングを重ねて作成したプラン、アンケートやインタビューの調査報告、今後の課題などが発表されました。
学生の視点で杵築市、松江市の魅力を探り、そこに訴求するプランが発表され、各プレゼンテーション後には、両市役所のご担当者や参加事業者様から様々なコメントをいただきました。
 
最後に、杵築市 永松悟市長、松江市 上定昭仁市長、法政大学 小秋元段副学長から講評をいただいた後、法政大学 平山喜雄常務理事より、閉会の挨拶と本プログラムにご協力いただいた各自治体関係者様への御礼の言葉が述べられました。
 
学生にとって、社会と地域の課題を自分ごととして咀嚼し、観光プランという一つの課題解決プランを作り上げたことは重要な経験になったことと思います。今年度は、コロナ禍により、現地におけるフィールドワークを実施できませんでしたが、本プログラムを通してつながったネットワークを大切にし、今後も各自治体との連携を進めて参ります。

廣瀬総長による開会挨拶
発表の様子
集合写真