取り組み・事業

【活動報告】社会連携プログラム「日本のエネルギー問題について考える~発電所の現場や地元の課題から解決提案を行う~」最終発表会を実施しました

活動報告2024.03.28

東京電力ホールディングス株式会社と連携して実施した社会連携教育センター(SCOLE)の正課外プログラム「日本のエネルギー問題について考える~発電所の現場や地元の課題から解決提案を行う~」について、2024年3月19日(火)に最終発表会を実施しました。
 
本プログラムでは現在の日本のエネルギーを取り巻く現状や課題を把握し、原子力発電所のフィールドワークも通じて、首都圏に電力を供給する発電所の現場や地元の課題等を考え、グループで未来に向けた解決提案発表を行いました。
 
2月21日(水)・28日(水)の2日間はファシリテータより基本的な課題解決の手法を学んだうえで、東京電力ホールディングス株式会社の方から日本のエネルギー全般に関するレクチャーを受け、福島第一原子力発電所の事故やその後の対応についても学びました。
3月7日(木)の現地フィールドワークは新潟県の柏崎刈羽原子力発電所で開催し、展示施設で原子力発電所の模型や核燃料棒のサンプルを見たり、福島第一原子力発電所の事故を受けて対策した発電所構内の現場や設備を見学するとともに、日常的に実施している訓練などについても説明を受けました。フィールドワークには16名の学生が参加し、見学中や移動のバス車内でも熱心に質問し、理解を深めました。厳重なセキュリティチェックのあるなか、各所を見学させていただき貴重な機会となりました。
 
最終発表は東京電力ホールディングス株式会社の本社(東京都千代田区)にて行われました。
本プログラム参加学生18名は4グループに分かれ、それぞれ時間をかけて提案をまとめ、難しいテーマではありましたが、それぞれが真剣に考え抜いた提案を発表しました。
東京電力ホールディングス株式会社の方からは、斬新なアイディアやプレゼンテーションに対して具体的な質問やコメントをいただき、最後は、課題分析、斬新性・未来志向、チームワークといった観点で最優秀賞に評価されたチームが表彰されました。
 
社会連携教育センター(SCOLE)では、今後も企業等との連携を進め、学生の皆さんの学びにつながるプログラムを実施してまいります。
 
-参加学生の感想
・現在のエネルギー問題について、様々な視点の方からの講義を聞けて、よく理解できた。
・原子力発電の必要性に気づくきっかけになり、また現在実施されている安全対策を知ることができ、エネルギー政策を考える素養を身につけられた。
・フィールドワークでは核燃料の小ささを自分の目で確認できたり、発電所周辺の環境が見学できたり、フィールドワークだから経験できる貴重な機会となった。
・プログラムを通して知識が深まるだけでなく、社会人基礎力(企画立案・グループワーク・プレゼンテーション資料作成・プレゼンテーションストーリー構成等)を向上させられる貴重な機会だった。
・今回、他学部生と関わること、他学年とグループワークをして課題の解決提案をすること、日本を代表する企業の方々から現場の声を聞く等経験できた。

 市ヶ谷キャンパスにてレクチャーを受ける様子
柏崎刈羽原子力発電所の展示館にて説明を受ける様子
展示館にて燃料集合体について説明を受ける様子
発電所施設内にて(原子炉建屋最上階のギャラリー室)
最終発表会での記念品贈呈の様子
最終発表会での集合写真