公益財団法人 私立大学情報教育協会 平成30年度教育改革事務部門管理者会議に出席いたしました

公益財団法人 私立大学情報教育協会 平成30年度教育改革事務部門管理者会議に出席いたしました

2018.11.19
教育開発支援機構FD推進センターの教員が、公益財団法人私立大学情報教育協会主催の平成30年度教育改革事務部門管理者会議に出席しいたしましたので報告いたします。

■開催概要
開催趣旨:
今後の大学教育の課題と方向性を共有する中で、(1)IRの導入・学修成果可視化による質保証の取り組み、(2)教育・研究・経営活動における情報資産の防御対策の強化、(3)情報環境投資額及び補助金ニーズ調査、(4)教育改革の促進に向けて最新の情報を提供する機会とした。
 
日時:
2018年10月31日(水)13:00〜17:00
 
プログラム:
開会挨拶   向殿政男氏(私立大学情報教育協会会長)
講演1     江戸朋子氏(文部科学省高等教育局高等教育企画課長補佐)
           「今後の高等教育の将来像 2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」
講演2     藤木清氏(関西国際大学学長補佐・評価センター長)
           「IRと学修成果可視化の取り組みと課題」
講演3     鎌田浩史氏(学校法人上智学院IR推進室)
           「企画立案支援のためのIR活動の取り組み」
講演4     浜正樹氏(私立大学情報教育協会大学情報セキュリティ研究講習会運営委員長)
           (文京学院大学情報研究研究センター長)
           「情報セキュリティ防御対策強化への対応」
関連情報の提供
 
■参加者
FD調査プロジェクト・リーダー 山本兼由(生命科学部教授)
 
■参加報告
講演1では、文部科学省中央教育審議会大学分科会将来構想部会が取りまとめた「今後の高等教育の将来像の提示に向けて」中間まとめをもとに、今後の政策の方向性と課題が紹介されました。講演2では、関西国際大学で取り組まれている3つの方針を実現するアセスメントプランをもとに、ルーブリックやポートフォリオによる学修可視化やIRデータを活用した学修支援の具体事例について紹介がありました。講演3では、上智学院で構築されるIR推進体制をもとに、政策立案、形成、決定を支援するIRの役割、その役割を果たすデータの統合化や学内データリテラシー向上などの取り組みについて紹介がありました。講演4では、私立大学情報教育協会大学情報セキュリティ研究講習会運営委員会における調査結果をもとに、情報セキュリティに対する組織体制や情報資産の管理などについて紹介がありました。さらに、関連情報の提供で、ICTを用いた最新の教育モデルへの取り組みについて紹介がありました。いずれも情報教育が主体となる新しい話題でしたが、すべての内容はFDと深い関係性がありました。これらの情報をFD推進センターで共有し、今後のFD活動へ活かしたいと思います。
 

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