ルーブリック

ルーブリック

法政大学教育開発支援機構 教育開発・学習支援(旧FD推進センター)では、個々の教員の教育やFD活動を支援するためのツールとして、「ルーブリック」を作成しました。
下記にエクセル表で掲載しておりますので、個々の実情やニーズに合わせて、適宜カスタマイズしてご活用ください(本学関係者以外もご利用いただけます。)。

各授業のシーンにあわせてカスタマイズしたルーブリックを本ページに随時追加していく予定です。

【ルーブリックとは?】
通常のテストでは評価が困難な「思考・判断」や「関心・意欲・態度」,「技能・表現」等を評価する際の指標となる一覧表です。
学生の学習到達状況を評価するための評価基準を明確化しやすくすることができます。

(イメージ)

ダウンロードはこちら

<ゼミ活動等を対象とした学生向けルーブリック(テンプレート:2018年度までの成績区分用)>
 ・活用の手引き(2018年6月20日掲載)
 ・ルーブリックテンプレート(Excel)(2018年6月20日掲載)

 

<活用例>
岡松暁子人間環境学部教授の活用方法
1.ルーブリックテンプレートをそのまま利用。
2.ゼミでの使い方
(1)学期の最初の方で、
  ⓵全員に、「今の自分」のところに印をつけさせる。
  ⓶「目指す自分」に別の色で印をつけさせる。
  ⓷グルーブに分かれて、お互いについて意見を言い合う。グループは何度か入れ替える。
(2)学期の最後に上記と同様のことを行い、どれくらい「目指す自分」に近づけたかの自己評価とゼミ生同士で意見を交換する。
3.得られた効果
(1)お互いのよいところを評価しあい、ゼミの中での自分の役割を認識するようになる。
(2)自分を相対的に見る機会となり、仲間を評価できるようになると同時に、目標を持つようになる。

 

<活用例>
小屋ゼミのルーブリック(小屋多恵子理工学部教授)
[本ルーブリックの意図]
3年秋学期からゼミがスタートしますが、その最初のゼミは、(1)輪読と文献報告、(2)ケーススタディ、(3)最初のゼミ活動の成果を発表するプレゼンテーションの3つを実施しています。それぞれの活動の達成目標に沿う観点を選定し、評価基準がより明確になるよう説明文の加筆・修正、並びに4段階評価への変更を行い、3つの活動に対するルーブリックを作成しました。それぞれの活動の終了時に実施し、自己分析・評価をすると共に、ルーブリックをゼミ内で交換し議論をすることで、客観的な分析・評価を得る機会にしました。
理工学部小屋ゼミのルーブリック(1)輪読と文献報告(Excel)(2019年1月9日掲載)
理工学部小屋ゼミのルーブリック(2)ケーススタディ(Excel)(2019年1月9日掲載)
理工学部小屋ゼミのルーブリック(3)プレゼンテーション(Excel)(2019年1月9日掲載)

 

<活用例>
理工学部において担当する授業のルーブリック(常盤祐司情報メディア教育研究センター教授)
[本ルーブリックの意図]
ゼミではなく、現在担当している理工学部3年生を対象とする知識伝達型の授業での利用を想定したルーブリックです。授業における主要な学習活動を項目としており、(1) 講義を聞いて復習を行うこと、(2) アクティブラーニングの一環としてグループワークを行うこと、(3)レポート課題を提出すること、に関する内容となっています。
教員が学生に対して期待するレベルを初回の授業で明らかにしておくことを目的として本ルーブリックを作成しました。なお、成績評価はこのルーブリックの評価とは無関係です。
理工学部において担当する授業のルーブリック(Excel)(2019年1月9日掲載)

 

<活用例>
山本ゼミのルーブリック(山本兼由生命科学部教授)
[本ルーブリックの意図]
山本ゼミでは、各自に設定したゲノム科学の研究課題について、(1)知識・論理を駆使した研究背景の理解とその文章化、(2)調査・実験を駆使した研究目的の検証とその文章化、(3)(2)の結果について個別な議論を通した新たな調査・実験の設定を繰り返し、(4)研究の「背景」「実験方法」「結果」「考察」の文章化および(5)プレゼンによる発表を配属授業科目内で実施しています。卒業年次の学生は、それらの成果をまとめた卒業論文の作成と発表することを目指します。この過程において、所属学生に共通した活動観点のルーブリックを作成しました。学期末など取り組みの区切りでルーブリックを活用し、学生自身の振り返り(達成度や改善点)を期待しています。
生命科学部山本ゼミのルーブリック(Excel)(2019年1月9日掲載)

 

<活用例>
川上ゼミのルーブリック(川上忠重理工学部教授)
[本ルーブリックの意図]
本ルーブリックは、理系学部3年生の秋学期から始まるプレゼミ及び卒業研究を意識した大区分を選定しました。基本的に「ゼミ活動等を対象とした学生向けルーブリック(テンプレート)」を参考にし、学生自身が定量的な自己評価が出来そうな部分は、具体的な数値を明示し、プレゼンテーションやチャレンジ精神の部分は、特に具体的な記述としました。評価基準に関しては、各評価の差異が明確に把握できるように、5段階から3段階に変更し、学生の相互評価もしやすいフォーマットとしました。
理工学部川上ゼミのルーブリック(Excel)(2018年12月19日掲載)

 

<活用例>
竹口ゼミのルーブリック(竹口圭輔経済学部教授)
[本ルーブリックの意図]
竹口ゼミでは毎年、(1)習得した知識・スキルを用いて、(2)グループワークを中心に、(3)現実に起きた事象や過去のデータを分析し、(4)成果物をプレゼンにより発表する、ということを、3サイクルほど回しています。
そのため、上記の視点をゼミ生それぞれがどれだけ意識し、達成・改善できたのかを自覚・把握することが大切だと考えています。
また、年度末の振り返り用に利用することを想定していることから、 「観点の説明」を過去形の文章に変更しました。
経済学部竹口ゼミのルーブリック(Excel)(2018年12月17日掲載)

 

【お問い合わせ】
教育開発支援機構 教育開発・学習支援センター(事務局:学務部教育支援課)
TEL:03-3264-9040
E-Mail:kyoiku@hosei.ac.jp

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